246Gallery

Motorcycleとの出会い  1978年

 小学校の頃から、ただひたすら早いスーパーカーに憧れてた私はにとって排気ガス規制というものは大変ショックであり、もう一生早い車に乗れないの ではないかと子供心ながら絶望感を感じる日々でありました。
 年々段階的に厳しくなる排気ガス規制により、吸気は排ガス還元、燃焼はストイキ外に、排気に触媒という邪魔物が付いてしまい、ヤマハ、ミツビシ、 イスズのツインカム、日産の直6達は馬力表示はさほど変わらないのに、0〜400はいきなり2秒近くダウンする結果となってしまったのです。
 外車はというと、輸入の際に触媒を付けなくてはならなくなり、本来のパフォーマンスはおろか、12気筒など微妙なセッティングが要求されるエンジンは 日本の環境下に置いて常に不完全燃焼で走っているようなインプレッションしか雑誌上では見れなくなりました。
 中学に入り、車の雑誌も買わなくなってしばしの頃、ふと電車待ちの間に月刊オートバイを手にし、ページをめくると、そこには青い煙を吐きながら 加速している白いバイクの写真の横に、0〜400:13.xx秒!という一文が目に入 りました。
 マシンの排気量は350cc….私の中に、衝撃が走りました。
 それまで、車の世界で知る限り、0〜400最速はあの池沢さとし氏所有のポル シェ930ターボの12秒台のデータが飛び抜けていて、あとはよほど早くて14秒台 それも3〜4リットルのスーパーカーがタイヤからスモークを上げながら叩きだしているのというのに、バイクの世界ではたった350ccで誰もが買えるマシン がこのタイムを出しているのはとても素直には受けとめられなかったのです。
 そして、次の号で1,000ccと1,100ccのマシンが0〜400を11秒台というこれま で見たことも無いようなデータを…
 それ以来、バイクの雑誌を買いまくる日々が始まったのです。
 RZ350、と GSX1100KATANA
 この2台がバイクの世界に運んでくれた想い出のマシン……

モバイルバージョンを終了