順番がまわってきました。
黒いのと、赤いのが選べました。友人は絶対黒いの!って言ってましたが、私は当然かっこいい赤いのに!
MV-Agustaと言えばこのレッド&シルバーのカラーリング。
復活したMV-Agustaはモータサイクルアートというキャッチフレーズで登場したきました。
確かにオーラが漂うフォルムです。
跨がってみると、見た通り、4気筒と言えどもコンパクトでスリムな車体に違和感ありません。
重心も高くも無く、低くも無く、自然な取り廻しが出来るバイクです。
エンジンを掛けると例の4本のマフラーからMVサウンド?で放出されます。
まぁこれだと近所迷惑にならない“押さえられた”音量。特別ドラマチックでもなく存在感があるわけでもない、一聴した限りでは官能指数も低い印象。
しかしながら、極普通の並列4気筒というレイアウトなのですが、国産車とは異なる周波数分布の音を発していて、それらと“同じ”というわけではありません。
例えばマフラーを交換すると、同じ傾向の音は絶対出ない予感が、、、このバイクのウリが“音”にあることは多く語られていましたので、音に関してはかなりのチューニングがされているようです。
走り始めて直ぐに感じたのはやはり“並列4気筒”だということです。先日のDucatiとはまったく異なるフロントタイヤの動きをします。具体的に言葉で表現するのは難しいのですが、低速でターンする際内側のハンドルをほんの少し支える必要がある感覚と言ったところでしょうか。
エンジンは低回転から高回転までリニアに回りますが、デットスムーズと言う訳でもなく、トルキーだと言う訳でもありません。流石高回転ではかなりのパワーが出ているようですが、あくまでもリニアです。レスポンスも鋭いわけでもなく、確実に制御出来る特性です。
ということでイタリアが造った4気筒は、意外に特徴が無いようですが、実際はつまらないという訳では無く奥の深さを予感させるものでした。たぶん乗ればのるほど味が出てくるエンジンなのでしょう。
また、そのサウンドですが音量の割にはライダーに確実に響いてきます。マフラーがアップタイプということもありますが、それよりもヘルメットを通じて排気のパルスがそのまま伝わってくる感じです。
集合管などは、周りで聞いているほどライダーには音量も音質も対して聞こえないモノが沢山ありますが、MVのサウンドは別です。
正にライダーの為のサウンドチューニングなのでしょう。
ハンドリングはこのコースでは試すことは出来ませんが、全てが固すぎず柔らか過ぎず、ある意味公道を狙ったセッティングだと思います。トンがったところがそのフォルムに対して意外や無いので疲れにくいかもしれません。
ブレーキも当然十分。全ての操作系も自然でした。
んで試乗が終わり、友人に『なんで黒選んだの?』って聞いたら、『こっちの方が高いから』って、、、
話を聞くと、外装はフルカーボン、ブレーキ、ホイールもアップグレード、マフラーはチタン、、、などなど総額900万円!!、だそうです。ってきゅうひゃくまんえんってもう笑っちゃうしかないですよね!(笑)
まぁイキナリモディファイしたものよりオリジナルに乗れてよかったっす。
友人はその後、全部に乗ってましたが(^^;;;